モジュール ngx_http_gunzip_module

設定例
ディレクティブ
     gunzip
     gunzip_buffers

ngx_http_gunzip_module モジュールは、クライアントが「gzip」エンコーディングメソッドをサポートしていない「Content-Encoding: gzip」の応答の解凍を行うフィルターです。スペースを節約して I/O コストを削減するためにデータを圧縮して保存したいときに、このモジュールは役立ちます。

このモジュールはデフォルトではビルドされないので、--with-http_gunzip_module コンフィギュレーションパラメーターを使用して有効にする必要があります。

設定例

location /storage/ {
    gunzip on;
    ...
}

ディレクティブ

構文 gunzip on | off;
デフォルト値
gunzip off;
コンテキスト httpserverlocation

Gzipをサポートしていないクライアントに対して、Gzip圧縮された応答の解凍を有効か無効にします。有効にした場合、クライアントがGzipをサポートするかどうかを判断するときに、次のディレクティブも考慮されます:gzip_http_version, gzip_proxied, gzip_disablegzip_vary ディレクティブも参照してください。

構文 gunzip_buffers number size;
デフォルト値
gunzip_buffers 32 4k|16 8k;
コンテキスト httpserverlocation

応答を解凍するために使用するバッファーのnumbersizeを設定します。デフォルトでは、バッファサイズは 1 つのメモリページと等しくなります。これは 4K または 8K であり、プラットフォームによって異なります。